PERSON

INTERVIEW

新しい材料の開発に挑む。
若手にも大きなテーマを任せてくれる。

  • Y.A
    材料開発部(秦野)
    2021年入社
    理学研究科 地球惑星システム学専攻修了
  • 入社動機

    大学の研究室では地球内部構造の研究に取り組み、高温・高圧の地球内部環境の再現に挑戦しました。その際に使っていたのが、冨士ダイスの高圧工具です。使い勝手がよく、非常に高精度な工具であることに感心したものでした。こうした経験を仕事でも活かせたらと思ったことが、冨士ダイスを志望した理由です。
    就職活動では冨士ダイスの岡山製造所を見学。巨大な建屋に驚き、超硬合金を焼結する加熱炉の大きさに圧倒されたものでした。

MY WORK

将来の新事業の芽を育てる

私が所属している材料開発部では、冨士ダイスのメイン製品である超硬合金をはじめとした各種新材料開発や、当社のものづくり向上のための開発などに取り組んでいます。その中で私は、新材料である電気化学反応用触媒の開発に取り組んでいます。具体的にはCO2を電気分解してエチレンを生成する過程において、よりエチレンの発生量を増加させる触媒の開発です。そのために触媒を合成したり、電気分解実験を行ったりしています。
新材料の開発ですから、社内にこの分野での経験をもつ人は、私と先輩以外にはいません。化学系の知識が必要である点も、私にとってはハードルです。会社の新事業になる可能性を秘めたテーマを任されていることに大きなやりがいを感じながら、先輩のアドバイスを受けつつ、業務に取り組んでいます。

MY PRIDE

取締役や取引先からも期待

印象に残っているのは、取締役の皆さんの前で研究内容である触媒の開発について報告したことです。反応は上々で、取締役の皆さんは「興味深い研究だ」「ぜひ頑張ってほしい」とおっしゃってくださいました。会社から期待されている研究に取り組んでいるという実感は、大きなモチベーションとなっています。
また、取引先との打ち合わせにおいて、進捗状況を発表したこともありました。Webミーティングの席上だったのですが、取引先の方々も大きな興味を示してくださり、その結果、試験的に使っていただくことにつながりました。確かな需要のある研究に取り組んでいるという実感が得られ、ぜひ期待に応えたいという気持ちを強くしました。

MY DREAM

1日も早く商品化へ

研究において目標としている値は、今年中には達成できそうです。将来の目標としては、この研究の成果を1日も早く商品化に結びつけていくことです。新材料として世に送り出し、世の中に役立つことが出来ればうれしく思います。
また、キャリアについては、一度は営業などで経験を積んでみたいと考えています。入社以来、材料開発部での業務に取り組んできたので、自分の幅を広げるという意味でも、他部署での仕事に関心があります。そしていつか再び材料開発の最前線に戻り、営業等での経験を活かしてみたいと考えています。
当社はメーカーですが、機械系だけでなく、私のように他の専門性も十分に活かせる環境があります。化学系や電気系など、様々な専攻の人材が刺激し合って新しい冨士ダイスをつくれたらと思っているので、ぜひ専攻の垣根を越えて多くの皆さんにご応募いただけたらと思っています。